
「社内公募の面接ってどんなことを聞かれるんだろう」と悩んでいませんか?
実は、事前準備をしっかりすれば、それほど怖がることはありません。
なぜなら、面接で質問される内容はパターンが決まっているからです。
この記事では、社内公募の面接でされる質問の回答のコツと必要な準備を紹介します。
- 社内公募の面接でよく聞かれる質問と回答例
- 社内公募の面接で質問に答える3つのコツ
- 社内公募の面接に向けて必要な事前準備
この記事は実際に社内公募を受けて合格した私の経験をベースにしています。
- 面接官の質問には簡潔に答える。1つの質問で何回か質問と回答のキャッチボールを繰り返すイメージを持つ。
- エントリーシートの内容にもとづいて、「Q&A」と「逆質問」を準備する。
- 面接の事前練習をしっかりする。
社内公募を初めて受ける人は、転職する前に社内公募で解決できるかも?メリットとデメリットを解説の記事も参考になるので、合わせて読んでみてください。
社内公募の面接でよく聞かれる質問と回答例

社内公募の面接の流れは大体決まっています。
そのため、それぞれの質問に的確に回答できるように準備すれば、十分対応できます。
社内公募の面接では、最初の自己紹介に続いて志望動機やこれまで経験した仕事内容について質問されます。
社内公募の面接でよく聞かれる質問は以下の通りです。
- 社内公募の面接対策1:志望動機
- 社内公募の面接対策2:現在までの仕事内容
- 社内公募の面接対策3:今まで苦労したこと
- 社内公募の面接対策4:社内異動して実現したいこと
- 社内公募の面接対策5:では、最後に「あなたにとって仕事とは?」
それぞれ、解説します。
社内公募の面接対策1:志望動機
志望動機について回答するコツは以下の通りです。
- 志望動機は最初に簡潔に述べ、後から詳しい内容を付け加える
- 内容はエントリーシートに書いたものと矛盾しないように注意する
志望動機は簡潔に述べましょう。
その後は面接官からの質問を通して深掘りした内容を伝えていきます。そうすることで面接官の理解度に合わせて会話のキャッチボールが出来るため、面接官に好印象を持たれます。
その結果、自分の志望動機をしっかり相手に伝えることができます。
話す内容はエントリーシートで書いた内容と絶対に矛盾しないように注意しましょう。
私が貴部署を志望した理由は、○○機器の開発がしたいと考えたからです。私はこれまで△△機器の開発に携わってきましたが、今後は培ってきた○○設計のスキルを活かし、新たな○○技術に注目が集まると推測し、○○機器の事業を積極的に進めている○○事業部で働きたいと考えております。
志望動機が上手く作れない方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
社内公募の面接対策2:現在までの仕事内容
現在までの業務内容は、より深い業務レベルまで落とし込みましょう。
面接官がイメージを持てるように、具体的な数字を入れて、定量的に説明することがポイントです。
説明する順番は以下の通りです。
- 主な仕事内容
- プロジェクトの一例を紹介
- 「2」の具体的な成果
- 得られたこと
主として△△機器の○○設計と評価に携わってきました。○○のプロジェクトにおいては、○○という課題がありましたが、検証を繰り返すことで○○設計の○○の問題を見つけることで、新機種の開発を実現することが出来ました。その結果、○○%のコストダウンを達成しました。これらを通して○○という経験を積み、××のスキルが身に付きました。
社内公募の面接対策3:今まで苦労したこと
今まで苦労したことでは、あなたが自主的に解決したことがあるかを聞いています。
面接官は、あなたの苦労話を通して「課題解決のアプローチ能力」を判断します。
回答内容は、「現在までの仕事内容」でまとめた内容を深掘りした方が伝わりやすいでしょう。
まず、避けるべき回答です。
「リーダーの指示が曖昧で苦労しましたが、試行錯誤して何とか終わりました。」
基本的に内容が薄かったり、主観的で伝わりにくいことを言うと、「それが苦労したこと?」になります。そのため、単なる苦労話にしないようにしてください。
適切な回答のポイントは次の通りです。
- 起こった課題とそれに生じた苦労
- 考えられる原因
- 解決方法、結果
- 今後への活用
これらを具体的に述べ、説得力のある回答を準備しましょう。
社内公募の面接対策4:社内異動して実現したいこと
異動して実現したいことでは、自分が将来成し遂げたいことを語ることが大切です。
まず、避けるべき回答です。
自分の希望を伝えるだけでは不十分です。
異動先にとってどのようなメリットがあるのか意識して話すことが大切です。
具体的には、「1年後、5年後、10年後をイメージした姿」を語るといいでしょう。
募集要項から求められている姿をイメージして、意欲だけでなく実現可能なキャリアプランを語ってください。
社内公募の面接対策5:では、最後に「あなたにとって仕事とは?」
当時、人事担当者から不意打ちでされた質問です。
まさか、新卒でされるような質問がされたのでびっくりしました。
しかし、このような「価値観」を問うような質問は何かしらあるかもしれないです。
基本的には、以下の点を注意すれば乗り切れるのではないでしょうか。
- 初に結論から延べ、具体的なエピソードを付け加える
- ネガティブな表現は避ける
- 「特にありません」「分かりません」などの回答はしない
社内公募の面接で質問に答える3つのコツ

社内公募の面接で質問に答えるコツは以下の通りです。
- 面接官の質問には簡潔に答える
- 質問の意図が分からないときは確認する
- エントリーシートと絶対に矛盾しない
面接官の質問には簡潔に答える
面接はあなたのプレゼンではありません。質問には端的に答え、会話のキャッチボールを心掛けましょう。
長々と話すと分かりづらい上に話す内容も脱線していきます。さらに話が長いと内容も伝わらず、最終的に聞いてもらえなくなります。
しかし、簡潔にといっても分かりにくいので、以下の通りに考えることをおすすめします。
- 質問には、最初に結論、次に理由や具体例の順に回答する
- 長くもなく聞き取りやすい長さの目安として、1分程度で回答する
質問の意図が分からないときは確認する
面接をしていると面接官の質問の意味が分からないと思うことがあります。
そういう時は、必ず聞き返すようにしてください。
なぜならば、的外れな回答をして悪印象を与えることを防ぐためです。
具体的には、以下のように切り返すと良いでしょう。
できるだけ、「もう一度お願いします」という切り返しは避けましょう。
エントリーシートと絶対に矛盾しない
面接で話す内容は絶対にエントリーシートと矛盾してはいけません。
面接官からの質問はエントリーシートをベースにしています。
そのため、実際に会ってエントリーシートをイメージが違うと印象が悪くなります。
事前にエントリーシートの内容を基に想定質問を準備しましょう。
次の社内公募の面接に向けた事前準備で詳しく説明します。
社内公募の面接に向けた事前準備

社内公募の面接に向けた事前準備について、3つの方法を紹介します。
- 面接成功のポイント1:Q&Aを準備する
- 面接成功のポイント2:面接の事前練習
- 面接成功のポイント3:逆質問の準備
面接成功のポイント1:Q&Aを準備する
エントリーシートの内容をもとにQ&Aを作り、「これを質問されたら、この内容を返す」というのができるように準備しましょう。
そうすることで、エントリーシートをベースに話を進めることができ、回答に一貫性が出ます。
面接では基本的にエントリーシートの内容を深掘りした質問が来るので、十分に準備しましょう。
- 自己紹介をしてください
- 志望動機を教えてください
- 長所、短所はなんですか
- なぜ異動を考えていらっしゃるのですか
- 今の仕事内容を教えてください
- これまでの1番の成果を教えてください
- 挫折経験を教えてください
- これまで異動を希望をしたことはありますか
- 誰と協力しながら業務を進めていましたか
- なんでうちの部署なんですか
- 異動後はどんな仕事がしたいですか
- ○○の資格は持っていますか。
- キャリアプランを教えてください(1年後と3年後を準備)
- 今後、組織責任者を打診されたとき、今の気持ちはどうですか。
- すぐに異動できますか。
- 今日の面談は現職の上司に断ってきましたか
- 趣味はなんですか
- 面白い話をしてください(話題は1個作っておいた)
- 仕事以外で勉強していることはありますか。
- あなたにとって仕事とは
面接成功のポイント2:面接の事前練習
準備不足が相手に伝わると真剣度が低いとみられるため、面接の事前練習は必ずやりましょう。
作成したQ&Aにもとづいて、何回も声に出して練習することです。
そうすることで、本番で緊張しても意外とスラスラと言葉が出てきます。
想定質問の回答で印象を落とすのはもったいないです。
面接成功のポイント3:逆質問の準備
逆質問はいくつか用意しておくことをおすすめします。
そうすれば、ここまでの面接の中で解消された内容は削除したり、面接時間など考慮して質問の数を調整したり、臨機応変に対応できるからです。
逆質問は自分が知りたいことをすればいいですが、いくつかポイントはあります。
まずは、避けるべき逆質問です。
- インターネットや資料を見ればすぐに分かること
- 1問1答で答えられる質問
- 面接中にすでにお話しした内容
- 給与体制や休暇の質問
- 特にありません
自分がその職場で働くイメージが面接官に伝わるような質問をした方がいいです。
逆質問は貴重な自己PRの場でもありますので、ぜひ活用してください。
- 配属までに何か勉強や準備をしておくことはありますか?
- これまで配属された方はどのような活躍をされていますか?
- どのようなスキルを身に付けておくと活躍できますか?
- 将来的に、どのようなポジションでの働きを求めておりますか?
- 異動した方は、どの程度の期間で最初の成果を出していますか?
- 〇〇資格(3級)の取得を推奨されていますが、上位級(2級)を取得するとどのような活躍ができますか?
まとめ

- 面接官の質問には簡潔に答える。1つの質問で何回か質問と回答のキャッチボールを繰り返すイメージを持つ。
- エントリーシートの内容にもとづいて、「Q&A」と「逆質問」を準備する。
- 面接の事前練習をしっかりする。
面接に苦手意識を持つ人は多いですが、準備をすれば大丈夫です。
本記事を読んで面接の回答方針を理解し、自信を持って面接に臨んでください。
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