
社内異動・転職で希望が通ったけど、仕事に早く慣れるか不安です。
実は、仕事に早く慣れるのにもコツがあります。
この記事では、私の経験をベースに、社内異動・転職後の仕事に早く慣れるコツを解説します。
- 人間関係:無理をしないで人間関係を作る
- 業務遂行:定期的なミーティングで仕事のギャップを埋める
- 職場環境:仕事内容と社風を理解する
仕事に早く慣れたい人は、最後まで読んでみてください。
社内異動・転職後に不安に感じること

社内異動や転職で希望が通るのは、誰でも嬉しいことです。
しかし、いざ新しい職場で勤務するとなると、不安に感じる人も少なくありません。
大手の転職エージェントdoda(デューダ)に掲載されている転職経験者アンケートには、77.4%が内定・入社後に不安を感じたことがあるとの回答があります。
さらに、転職後は何に不安に感じていたかが掲載されています。
出典元:doda「転職1カ月、「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと」
上位3つを見ると、
- 1位:人間関係がうまくいくか
- 2位:仕事についていけるか
- 3位:職場(社風)に馴染めるか
つまり、仕事に慣れる要素は、「人間関係」「業務遂行」「職場環境」の3つにあると言えます。
社内異動・転職後の仕事に早く慣れる3つのコツ

社内異動・転職後に仕事に早く慣れるコツは以下の3つです。
- 仕事に早く慣れるコツ1:無理をしないで人間関係を作る
- 仕事に早く慣れるコツ2:定期的なミーティングで仕事のギャップを埋める
- 仕事に早く慣れるコツ3:仕事内容と社風を理解する
それぞれ解説します。
仕事に早く慣れるコツ1:無理をしないで人間関係を作る
一般的に、職場に馴染むのに必要な方法として、以下のようなものが挙げられます。
- 笑顔で挨拶する
- 自分から積極的に話しかける
- とにかく明るく振る舞う
どれも分かっていてもハードルが高いですね。
実は、無理して人間関係を作ろうとせず、自然体で接した方がいいことが多いです。
私は新しい職場の人と会話した後は、職場の同僚の事実情報をメモに残していました。
相手の情報と自分の情報を交換するようなコミュニケーションをすれば、不自然になることなく、自然に会話のキャッチボールができます。後日、別の会話で「先日は、~~が好きだと~」と話題に出すと、自分が相手に興味を持っていることが自然に伝わり、相手に喜ばれるでしょう。
そのうち相手の趣味や好きなことを知る機会が得られるので、自分と同じ趣味の人が職場にいたら積極的に話してみるといいです。私は偶然同じ趣味の人を見つけることができ、話が弾むことも多くなりました。そうなると、一生懸命に職場に慣れようと努力していると印象づけられるので、他の人の警戒心が溶けます。
無理して関係性を作ろうとせず、自然体で接すれば、自ずと人間関係が作れます。
仕事に早く慣れるコツ2:定期的なミーティングで仕事のギャップを埋める
社内異動・転職で異動した人には、基本的には引き継いでほしい業務があります。まずは、業務を引き継ぎ、自力で遂行できるようになることを第一に考えるべきです。焦らないで異動後1ヶ月くらいを目途に引き継いだ業務について慣れましょう。
しかし、異動者は新たな血をその職場に吹き込む役割があることも忘れてはいけません。異動後3ヶ月くらいまでには小さくてもいいので仕事の成果を出したいところです。
だが、どのタイミングで業務の提案をすればよいか分からないと思います。その結果、現状維持に甘えているだけではないかと不安感に襲われることがあります。
私は、異動後は週1回程度で定期的に上司や直接仕事に関わる同僚と「1on1」でのミーティングをする機会を作りました。そうすることで、仕事の進め方やゴールにズレがないかをさりげなく確認します。さらに、日常で発生した不安や疑問点を気軽に相談することができます。
形式的なミーティングをセッティングする必要はなく、コーヒータイムや昼食後に軽く話をするのがおすすめです。
異動後は一人で黙々と与えられた業務をこなすだけになりがちです。定期的なミーティングをすることで、仕事のギャップを埋めることができます。その結果、日々の仕事に対する不安が少なくなり、目指したい姿により早く近づけることができるでしょう。
仕事に早く慣れるコツ3:仕事内容と社風を理解する
異動者は新しい職場のやり方を非効率に感じたり、自分なりのやり方にこだわりたくなることもあります。
私も「今時こんなことしてるの」と思うことはしばしばありました。しかし、まずはその職場でのやり方に習って会社生活を過ごし、日々疑問に感じたことは提案も含めて記録していました。そうすれば、たまに「これについてどう思う」みたいなことを聞かれたときに、その職場のやり方を習得した上で、より良い方法を提案できるので受け入れられやすいです。
その職場独特の行事や行動形態がありますが、まずは仕事と同じくらい社風への理解を深めてみましょう。
今気になっていることは案外些細なことで、時間が解決することが多いです。
どうしても社内異動・転職先に慣れないときの対処法

結論として、1年やっても仕事に慣れないなら合っていません。
1年たっても慣れないなら、在職しながら転職活動を始めましょう。
ますは、なぜ仕事に慣れなかったのか整理します。
- 職場の人間関係が合わなかったのか?
- なぜ仕事が合わなかったのか
→ 職場の調査が甘かったのか、職場の仕事を勘違いしていたのか、など - 将来の展望が見えなかった(理由も含めて)
- キャリアビジョンが見えなかった
そして自分自身の希望を見つめ直すという意味でも、「仕事に慣れなかった理由」を振り返った上で、転職エージェントのキャリアアドバイザーと面談してみましょう。
今後を考えていくときに、第三者に話を聞いてもらうということは非常に効果的です。
もう一度転職して後悔しないために転職エージェントを活用してプロのサポートを得ましょう。

まとめ

- 人間関係:無理をしないで人間関係を作る
- 業務遂行:定期的なミーティングで仕事のギャップを埋める
- 職場環境:仕事内容と社風を理解する
仕事に早く慣れることができれば、仕事が楽しくなっていきます。
また小さな成果を積み上げていけばより大きな仕事を任されるようになり、前職の時以上の手ごたえが得られます。
現状をしっかり見極めて、社内異動・転職をより良いものにしてください。
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