働き方

仕事にやりがいを無理に見つける必要ない。自分に合った環境で働こう

eye catching_仕事にやりがいを見つける必要はなく、どんな状態でありたいかを重視しよう

「仕事にやりがいがない。このままでいいのだろうか。」と悩んでいませんか?

実は、仕事にやりがいを無理に見つける必要はありません。

なぜなら、ごく一部の成功者の情報を見て、自分と比較しているだけだからです。 自分自身に丁度良いやりがいが見つかっていないのかもしれません。

私も昔、周囲に影響されて「もっと残業してがんばらないと」「早く昇格しないと」と無理していました。

この記事では、仕事にやりがいを無理に見つけなくてもよい理由を「転職の思考法」という本を参考にして解説します。

この記事の結論
  • ほとんどの人は心からやりたいことなど必要なく、「ある程度やりたいこと」は必ず見つかる
  • やりたいことよりも状態を重視してキャリアを考えるべき
  • 「緊張と緩和のバランス」が適切に保たれている環境で働くことが幸福な人生につながる

人間はtodo型かbeing型の2種類のタイプに分けられる

人間はtodo型かbeing型の2種類のタイプに分けられる

就職や自分のキャリアを考えるときには、まず自分のタイプを知ることが大切です。

そこで、世の中には2種類の人間がいると「転職の思考法」では書かれています。

  • to do型人間:「to do(コト)」に重きをおく人間のこと
  • being型人間:「being(状態)」に重きをおく人間のこと

todo型人間は、世の中で成功者ともてはやされるタイプの人たちのことです。 例えば、経営者、芸術家、スポーツ選手、SNSインフルエンサーなどが分かりやすいでしょうか。

todo型の人たちは、「会社を大きくして、世界中に貢献したい」「今までに無いものを生み出したい」などの自分がするコトに重きをおいて働いています。

being型人間は、「どんな人でありたいか」「どんな状態でありたいか」などを重視する人のことです。

being型の人たちは、「人間関係が良好な職場で働けている」「完全週休二日制、長期休暇はしっかり取れている」「ストレスの少ない職場で働けている」などの自分の状態に重きをおいて働いています。

todo型とbeing型では重きを置くポイントが異なります。

99%の人間はbeing型=普通の人

実は99%の人間はbeing型です。

本書の中でも、世間のサラリーマンの99%がbeing型だと語られています。

まずは自分がbeing型である可能性を十分に認識することが大切です。

これはtodo型の人間の方がbeing型の人間より優れているわけではなく、それぞれ仕事に求める価値観が違うだけ。 世の中の多くの人は2つの価値観があることを理解していないため、自己嫌悪・コンプレックスに陥るのです。

その結果、無理にやりたいことを探し、自分がtodo型ではないのに行動を起こし、日常生活に支障をきたしてしまいます。

「重要なのは、どうしても譲れないくらい『好きなこと』など、ほとんどの人間にはない、ということに気づくことなんだよ。」

北野 唯我(2018)『転職の思考法』

being型の人間は、心から楽しめることではなく、心から楽しめる「状態」が必要なのです。

being型ならではの憧れを持って仕事を選んでいれば、そのうち「ある程度やりたいこと」は見つかります。

being型はそれで十分なんです。

being型が幸せに働ける仕事の条件

being型が幸せに働ける仕事の条件

結論は、自分にとってちょうどいい仕事です。

働く環境で大切なことは、緊張と緩和のバランスが適切に保たれているかどうかです。 ストレスが過度にかかりすぎていない仕事を楽しむ絶妙なバランスのことです。

基本的にはゆったりと自分のペースで仕事が出来ている。しかし、定期的に緊張感のある仕事がある。

このような環境だと楽しめるんですよ。

良い緊張と悪い緊張の例を説明します。

良い緊張の例
  • いつもは自分のペースで開発や研究をしている。あるタイミングで商品開発のためのプレゼンをして、可否の判断を仰ぐ。 自分の成果を発表するプレゼンが緊張で、それまでの期間が緩和です。
悪い緊張の例
  • 営業職で毎日のように成果を求められるので、過度な緊張が継続している。
  • 毎日定型業務が終わった後は特にやることがない。緩和しかない状態。

良い緊張は自分自身の成長に繋がるケースも多く、何より一過性のものが多いのでずっと緊張を強いられるみたいなことになりにくい。

さらに、ほどよい緊張が得られる仕事をすることで、それなりに毎日が充実し、心身ともに健康になります。

ほどよい緊張が得られる仕事をするメリット
  • 仕事がマンネリ化しない
  • 適正な評価をされるので、余計な事を考えなくなる
  • 仕事に見合う対価をもらえる

ここで質問ですが、あなたの心地いい緊張状態を上げることはできますか。

もし1つも上げられないのでしたら、転職を考えるタイミングです。

緊張と緩和を味わえる環境に移った方が、あなたは今よりも楽しめるようになります。

就職先は、「緊張と緩和のバランス」と「自分の市場価値」が重要なポイントになります。

being型の人間は、これらを重視してキャリアを考えるとうまくいきやすいです。

まとめ

summary_仕事にやりがいを見つける必要はなく、どんな状態でありたいかを重視しよう
この記事の結論
  • ほとんどの人は心からやりたいことなど必要なく、「ある程度やりたいこと」は必ず見つかる
  • やりたいことよりも状態を重視してキャリアを考えるべき
  • 「緊張と緩和のバランス」が適切に保たれている環境で働くことが幸福な人生につながる

つまりは、無理にやりがいのある仕事を探す必要はないということです。

todo型とbeing型はただの個性で、todo型の人間しか幸せになれないことはありません。

私は典型的なbeing型ですが、いまは何不自由なく幸せです。

自分にとって、本当に幸せだと思える環境を手に入れましょう。

以上、あなたの人生の一助になったなら幸いです。

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